第5回 2010年10月21日(木)開催
ゲストプレゼンテーター紹介
社会起業家
島津 聖
(しまづ きよし)
矢野紙器株式会社
http://yanosiki.com/index.html
http://yanosiki.com/index.html
1985年生まれ。京都産業大学経営学部に在学中、ゼミ生と共にNPO法人経営パラリンピック委員会を設立。
関西を中心に、福祉事業所の経営面における「人づくり」「ものづくり」の事例発表大会を2002年から毎年開催。
現在の勤め先である矢野紙器㈱では、ダンボールを使った家具・什器などの製作の仕事を作る。また2005年より「ものづくり」を伝えるワークショップを多数展開中。
関西を中心に、福祉事業所の経営面における「人づくり」「ものづくり」の事例発表大会を2002年から毎年開催。
現在の勤め先である矢野紙器㈱では、ダンボールを使った家具・什器などの製作の仕事を作る。また2005年より「ものづくり」を伝えるワークショップを多数展開中。
IT起業家
太田垣恭子
(おおたがき きょうこ)
ANNAI LLC 代表
http://an-nai.jp/
http://an-nai.jp/
1974年生まれ。福岡市出身、日本福祉大学卒業。20歳の時にフリーランスとして独立し、幼稚園や大学、自治体のパンフレット制作業務を中心に手がける。その後、大手メーカーやフランチャイズメーカーでの販売促進・企画業務等を手がけ、新規サービスの立ち上げや制作・運営を担当。2000年にWebサービス事業に一本化し、ANNAI(アンナイ)を設立。現在は京都を拠点に、Webサービス制作だけでなく、自社サービスも展開中。
レポート
矢野紙器株式会社でダンボールを使ったローコストで柔軟な空間作りをされている島津さんは
矢野紙器株式会社に入られた当時、
「大きい機械がある」「ダンボール使える」「障がい者を雇用している」といういくつかのキーワードを
社長から与えられた中で、ご自身が大学時代に恩師から学ばれた
『経営』というものの理念に沿って『福祉と経営が両立できる現場』を
色々な場作りを通じて導かれています。
障がいを持つ方々と一緒に働いていく中で、支援されている人たちが自信をつけてスイッチが入る瞬間を
目の当たりにされたとのことで「スイッチの入る場をつくりたい」とお話をいただきました。
ANNAIの太田垣さんは、アグレッシブにたくさんのお仕事をこなされてこられた中で、
一度『自分達の本当にしたい仕事は何か』と立ちどまった時のことをお話下さいました。
一般に言われるHP製作会社とは違う、人と人とのコミュニケーションを
ITを使って引き出す事ができないか、デジタルとアナログの両極端をつないでサービスとして展開したい、
そんな素敵な仕組み作りに今、取組んでおられるそうです。
太田垣さんの人を惹き付けるお話のされ方に
人の繋がりが希薄になりがちな時代に頼もしい仕組みが期待できるのを感じました。
座談会では、島津さんが見せてくださった段ボールでの作品の数々に注目が集まり、
象やテトラポットまで作れることに歓喜の声が上がっていました。
また、太田垣さんの今取り組んでおられるコンテンツのひとつである旅のプラン作りのお話には
新しい京都の掘り下げ方に、参加者一同がみな聞き入る場面がありました。